多頭飼育崩壊について少しでも多くの方に知って頂きたくて、今日は誓ちゃん・花ちゃん・ジョナシルバーくんの紹介をします。
誓ちゃん・花ちゃん・ジョナシルバーくんは、④~⑥枚目の写真の多頭飼育崩壊現場から一緒に救出された、推定4歳半くらいの成猫さんたちです。
この現場は家の外まで物があふれており、持ち主の「可愛い子」「そうでもない子」という身勝手な理由でケージの中から出してもらえない子(ケージの中にも物があふれ、トイレもありません)、かろうじてお外で動けたけれどご飯をもらえるのがここしか知らない子たちもいました。
ここにいた皆がいつから、どんな過程でケージの中に閉じ込められたのかは分かりません。生まれた時でないことを祈るばかりです。もしそうだとしたら、あまりに酷すぎる。
また、ケージの中から出してもらえなかった子たちは、全頭救出されてから1年以内にお空へ旅立っていきました。
やっとこれから普通の幸せを見つけられると思った矢先の出来事。
毛皮を着替えて、今度は幸せになるために生まれてきてほしいと願うばかりです。
成猫さんになってからの人慣れは、その子にもよりますが時間がかかります。その子が生きてきた中で何か人に怖い思いを感じたことがあれば、もしかしたら数年単位で人に心を許さないこともあるかもしれません。
しかし、1匹1匹の生きてきた背景を知り、それがその子の生きる術だったんだと思うと「触れなくてもいいよ。先住猫と仲良くしてくれたらいいよ」と言ってくださるようなおうちを見つけてあげたいとすら思います。
この現場から誓ちゃん・花ちゃん・ジョナくんを保護してからも、人間が怖くて、特に花ちゃんはジョナくんと一緒に長い間身を隠し、イカ耳でシャーシャーと威嚇し、パンチをしていました。
優しい預かりボランティアさんが根気強く、諦めずにゆっくりと人慣れをしてくださったおかげで、みんな今では少しずつ人間と一緒に生活が出来るように、なんとなでなでも出来るようになりました。
実は誓ちゃんはもともとの性格が穏やかなのか人慣れが進み、すでに譲渡会に何度か参加しています。
可愛いお顔と、まあるい体系に可愛い可愛いと言って頂くこともありますが、やはり成猫さんはおうちが決まりにくく、今もまだずっとのおうちを探しています。
頑張ってここまで生きてきた子たち。
助けられなかった、数えきれないほどの猫たちが生まれ、人知れず消えていく中で今、私達の手が届く範囲で救える命たち。
3匹とも猫エイズ(FIV)、猫白血病(FeLV)ともに陰性です。避妊去勢手術済、ワクチンも済んでいます。
先住猫さんがシニアだから性格の穏やかな子がいいかな。
自分が高齢だから、子猫さんではなく大人猫さんがいいかな。
そんな方々からお声がかかるのを今日も待っています。
里親様の年齢制限に関しては、飼育環境をヒアリングの上、柔軟に対応させていただきます。
また、栄養不良・不衛生な環境で過ごしてきたことから、予期せぬ疾患が出てきたりする可能性もある子達です。
家族の一員として、最後までしっかり面倒を見てくださることをお願いしたいと思っています。
少しでも気になる方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
自分は引き取れないという方、それでももちろん結構です。
ニュースでは取り上げられないけれど、身近にこんな現実が日々起こっているということ。それをきちんと知ってくださり、機会があれば拡散してくださると嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
1匹でも多くの子が幸せな自分のおうちを見つけられますように。
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